七転び八起きズ

映画と写真とゲームと

映画「キャラクター」

キャラクターという映画を観ました。

脚本はMASTERキートンの脚本に携わった長崎尚志さん、

監督は帝一の國恋は雨上がりのようにを手掛けた永井聡さん。

俳優陣は菅田将暉さん、Fukaseさん、高畑充希さん、

小栗旬さん、中村獅童さんetc 

 

帝一の國を手掛けた永井さん監督の作品と聞いて

前々から気になっていたんですが

正直な所Fukaseさんがどんな演技をされるのかと訝しがっていたのと

中村獅童さんが得意じゃなくて遠巻きに置いてありました。

でも、この前終了したGYAOでミステリと言う勿れの菅田さんを拝見して

やっぱり観たい!と言う気持ちになった次第です。

菅田さんの鼻筋ってすごくきれいだなと思います。

もっというと横顔の鼻の形が美術品のように美しいです。

話がそれました。

 

感想を一言でいうなら、毎度にはなりますが面白かった!です。

ストーリーはやや怖め。

グロまで行かないけど、残酷な描写があります。

個人的には人の業について、カルマとかそういう系の…ことが

描かれてるように感じました。

 

とにかくFukaseさんがすごかった。

全くもって語彙力がないですが、本当にすごい演技力で

本職が俳優さんではないという理由だけでなめてたことに

ガチで心から謝ります。本当にすみませんでした…

 

Fukaseさん演じる殺人鬼の両角がやばいです。

殺人鬼というよりネジのハズレた人というか

心が壊れちゃった人というか

すごく難しい役どころだと思うんですが、とても自然体に見えて。

この言い方だとFukaseさんがぶっ飛んでる人だと聞こえるけど、

そういう意味ではなくて、そのくらいスゴイっていう(語彙力のなさその2)

 

もちろん役を演じるにあたって

監督やら脚本家やら本人も指導や努力が当然あると思うんですけど、

映像に没入している最中は両角はFukaseさんとかの意識は全くなくて

両角は両角でしかなかったみたいな(語彙力のなさその3)

…伝われ、この想い(汗)

 

ストーリーは時系列や相関的にも難しいところはほぼなく、

テンポも良いので没入感高めの作品だと思いました。

各役どころの関係性と各所に散りばめたちょっとした伏線に注意しないと

少し疑問に思うところもある…かも?たぶん。

殺人シーンが多めで刃物や血、酷い描写がそこそこあるので

観るのはやや注意がいるかも。たぶん。

 

かくいう私はと言うと、

生々しい映像と音に「いいいいいいい」とか「ぐあああああ」とか

言いながら1人悶絶してました。(何度も言うけどグロではない)

苦手ではないものの、描かれる痛みが伝わってくるようで

背中あたりが落ち着かずゾワゾワしていました。

とりあえず、こんなんでも映画を堪能出来たのでたぶん大丈夫です。

 

きっかけは永井さんの作品であることと、

菅田さんの鼻筋みたさもあったんですが

鑑賞後はいろんな満足感でいっぱいになって、

なんでもっと早く観なかったんだろうという後悔が。

あまり先入観にとらわれず、端から観てやろう的でもいいのかもしれない。

 

毎度言う台詞ではありますが、観て良かったです。

近頃は邦画ばかりなので、今度は海外の映画かドラマが観たいな。

 

 

 

 

ピグパグ