七転び八起きズ

映画と写真とゲームと

ペルとおならの話

先日のTwitterのお犬様アイコンの記事を書いた後

小学校の頃よく遊んでいた雑種犬のペルのことを思い出しました。

 

小学校低学年から学童保育に通っていて、

そこで飼われていたのがペル(♀)です。

中型犬で茶色の毛・大きめの三角耳・しっぽはふさふさ。

すごく人懐こくて、近づくだけで

お腹を見せてなでてなでてとおねだりするような甘えん坊でした。

ひっくり返ったまましっぽを振るもんだから、

土埃が舞って撫でるたびに靴が土まみれだった気がします。

 

学童保育に通っていたのは多くても10人くらいで

日毎交代で世話をすることになっていました。

今日の当番表と書かれた黒板には、

掃除、おやつ(先生と手作りする人)、ペルの世話と

それぞれの当番に先生が名前をかいていたのにも関わらず

みんなペルが大好きだったので

毎日の散歩の時間は必ず5~10人くらい

ぞろぞろと列を成してペルを連れて行ってました。

なので、大体おやつは先生が作ってたし

掃除も誰がしてたのか今では覚えていません…

 

当時、小学校の周りは見渡す限り畑ばかりで

散歩道はだいたいその間の畑を縫って

そこら一周適当に回って帰って来るコース。

時にはどなたの畑かわからない枝豆やトマトをつまみ食いしたり

きゅうりを持って帰って怒られたりしてました。

大事になった記憶はないけど、今思うと犯罪ですね。

気づかぬ所で先生が謝りにいってたのかもしれません。

本当に申し訳ない…

 

ある日の散歩道の出来事。

いつものようにぞろぞろとペルを連れて歩いていると、

「ぷぅ~…ぷぷぷぷぅぅ~」

と音が聞こえてきました。

1人が「誰だよ~おならしたの~」とキャッキャしながら言うと

みんなもゲラゲラ笑いだして「〇〇くんだ!」「△△ちゃんだよ~」

と真犯人の炙り出し合いが始まりました。

「ぷぷぷぷるる…ぷぅ~」

おならの音はすごく奇妙で、

連続音に加えてロングブレスならぬロングおならだったので

みんな笑いに笑ってもはや炙り出し合いをやめて

声真似をし始める始末。

 

笑いがひとしきり止んでちょっとした間が空いた時

またおならの音が聞こえたその瞬間

数人が口を揃えて「ペルだ!」と今度こその真犯人とばかりの指差し。

実際その後数回続いた破裂音に耳を澄ませてみたらペルでした。

当の本人はなんですか?みたいな顔して歩いてたけど、

あの時初めて犬もおならするんだと知って

でもそんなことより変なおならが面白くて

あの頃はそんな他愛ないことに爆笑出来た素直さがあったなーなんて

久々に蘇った記憶に1人でニヤニヤしたという話でした。

 

 

 

 

 

ピグパグ