七転び八起きズ

映画と写真とゲームと

「若さは無敵」は人による その2

その1の続き。

 

今もそうかはわかりませんが

当時ジューンブライドがすごく人気があって、

勤めていたホテルでも6月はかきいれ時とばかり

披露宴ラッシュで大忙しでした。

 

そんなある日の披露宴で給仕の手が足りなくて、

私含め数人がヘルプで急遽入ることに。

任された仕事は、披露宴の料理&ドリンクのサービスでした。

大きな銀盆に豪勢に盛られた料理をサーバーと呼ばれる

これまた大きなスプーンとフォークを使って、

お客様の前に置かれてるお皿に提供していくというもの。

この銀盆がものすごく重い。

銀盆そのものだけでも重いのに、そこにたっぷりソースと料理がドーン。

たびたび銀盆が傾いてソースをこぼしそうになるわ、

料理が滑って掴みそこねてアワワワするわでヒヤヒヤでした。

 

なんとかコース料理の半分くらいまで進み、

次の料理を取りにバックヤードに入ったら

急にクラっと目がまわり

足の力が入らなくなってストンと腰が落ちました。

バットを額に当ててぐるぐるした後みたいな感じ。

立とうとしても立てない。

その横を先輩や派遣さん達がせわしなく料理を運んでいって

ここでこうしているのはまずいと益々焦るけど、力入らず…

誰かから聞いたのかマネージャーがすっ飛んできて、

手を借りて何とか休憩室まで下げてもらえました。

 

病院に行ってこいと言われて帰されたものの、

家に着いてからも症状は治まらず、

少し休んでからにしようと思って横になっていると

寒気と徐々にミシミシと音が聞こえてくるような関節の痛みが…

さらに頭もぼわーっとしてきたので

置いてあったかぜ薬を飲んで就寝。

翌日もめまいと寒気が続いていて、

再びかぜ薬を飲んだものの熱っぽさは治まらず

職場に連絡を入れて大人しく休んでいたけど、

そのうちに背中や腰も痛くなってきて

益々つらい状況にどうしたものかと仰向けで寝ていると、

その視線の先の天井に苺が…

 

??? (; ゚д゚)オォ…?

 

その苺はふわふわと、天井付近を行ったり来たり。

そこに小さいチカチカした光が合わさって

次第に辺りがぼんやりしてきました。(陽炎みたいな感じ)

 

さすがにちょっと怖くなって、

でもどうしたらいいのかわからないのと

救急車呼ぶ度胸もなくて近くに頼れる人もいないし

にっちもさっちもいかなくなった末に起こした行動が

寝巻きのまま部屋を出て(覚えてる)

タクシーを捕まえて(覚えてない)

病院の救急に駆け込んだ(らしい。覚えてない)

 

その後即入院となりまして、ついた診断は「急性腎盂腎炎」でした。

熱は40度超えてたそうで、早く来なかったことを怒られました。

苺が浮いてたことは話さなかったけど、

きっと熱による幻覚だったに違いない(そうであってほしい)

 

次回その3は入院話。

大した話でもないのに、ぶつ切りで読みにくくてすみません。

100%眠気の問題で集中力続かず…

読んでくださっている方、本当に感謝です。

 

おやすみなさいZzz

 

 

 

 

ピグパグ