七転び八起きズ

映画と写真とゲームと

梅の話が虫の話に

駅までの道すがら梅が咲いてました。

暖かい日が増えてきたし、あちこちでもっと見られるといいな。

 

白い梅の花

 

河津桜がちょうど見頃だと朝のTVでやっていて、

河津近辺の旅館に夏季限定で

住み込みで働いていたことを思い出しました。

当時20代前半、1番年下だったこともあって

面倒見の良いお姉さんとお兄さんによくしてもらいました。

仕事の合間にドライブにつれていってもらったり、

何回かお寿司をご馳走してもらってありがたかった。

そこそこ山奥の旅館だったので、

周りは緑に囲まれていて川や滝もあって

ほたるが見れたりカブトムシがたくさんいたりで

仕事はそこそこ大変だったけど、

自然を満喫できてすごく楽しかったのを覚えています。

 

中でも1番強烈に覚えている思い出を1つ。

夜寝ている時に布団の中がモゾモゾしたので

反射的に掛け布団を足で蹴ったら「ベチ」っと音が聞こえて

飛び起きて電気をつけたら1匹のムカデが畳の上にひっくり返ってまして。

覚えてる限り体長15cmくらい…

寝起きなのとびっくりですぐに動けず、

でもそのままだと寝るに寝れないので

隣のお姉さんに助けを求めて害虫駆除のスプレーで退治。

 

翌日の夜、仕事が終わって部屋に戻ったら

壁に駆除したはずのムカデが…

正確には別のムカデだったんですが、

昨日のムカデは動かなくなったのをそのまま外にポイしてたので

「生き返ったのか?!」とかなりビビりました。

何とか撃退してそのことをお姉さんに話したら、

ムカデはつがいで行動するという話があるから

相方を探しに来たのかもねと言われました。

それを聞いて何となく罪悪感のような

なんとも言えない気持ちになりましたが、

探しに来たのではなく復讐しに来たんじゃないかとも思えて

(よくもうちの旦那or嫁を!みたいな)

しばらくの間またムカデ来てたらどうしよう…と怖かったです。

 

それ以降ムカデが来ることはなかったんですが、

他の虫は連日よく来ました。

カブトムシ、カメムシ、カナブン、クモ、セミなどなど

名前がわからないのもいたので結構な数だったと思う。

最初こそ驚いてたけど、シーズン終わる頃にはすっかり慣れて

スプレーを使わずとも新聞紙に乗っけて

外にポイ出来るくらいになってました。

慣れってスゴイ。

 

懐かしさついでに旅館を調べたら閉館してました。

ちなみに、つりばし荘という旅館です。

もうなくなってしまったのは残念だけど、

河津近辺は食べ物も美味しいし良い所なのでまた行きたいな。

 

 

 

 

ピグパグ